赤ワインはどうして体にいいのか?

現在の第二次ワインブームというべき動きは1997年に始まったと言われています。

第一次は日本がバブル経済に沸いた頃のことです。
今回のブームでは、安価なチリ産などの南米産のワインが注目を浴びている。

このきっかけとなったのは1993年にアメリカ人研究者によって、
赤ワインを飲む事が心筋梗塞や生活習慣病に良い影響を与えると判明したせいです。

それより以前、1979年にイギリスの医学雑誌「ランセット」に心筋梗塞による死亡率と赤ワインの消費量との相関関係の調査が掲載されました。

これによると、ワイン消費量の多いフランスとイタリアで死亡率が低く、消費量の少ないフィンランドとスコットランドでは高いということが報告されました。
フランスのように脂肪分刀食事を好む人たちにこのような結果が出た事は意外な事で、学者たちはこれをフレンチパラドクスと良運で不思議がりました。

赤ワインが体にいいのはポリフェノールという抗酸化物質が含まれていて、これが心臓病や脳卒中の引き金になる動脈硬化を防いでくれるからです。

ポリフェノールはブドウの皮の部分に含まれる色素の中にあるので、白ワインにはない成分です。

動脈硬化は悪玉コレステロール(LDL)が酸化して、血管壁の中に蓄積されるのが原因ですが、ポリフェノールは体内の活性酸素に付着して、自らが参加することによってコレステロールの酸化を防ぐ働きをすることが確認されています。

ただし、赤ワインは体にいいからといってがぶ飲みを続けると、アルコールの害の方が大きくなるので注意が必要です。

ポリフェノールのほかにも、緑黄色野菜に多く含まれるビタミンA,C,E、緑茶や紅茶に含まれるカテキンなどが同じ働きをする抗酸化物質です。

ところで、同じワインでも白ワインは何の働きもないのかというと、こちらは大腸菌やサルモネラ菌などに対する抗菌作用があるということが分かり、最近になって人気が急上昇しています。
魚には白ワインといいますが、お刺身やカルパッチョなど生食に合わせるのも理にかなった飲み方と言えるでしょう。